街角

元住吉店からの町の眺め

むかし観た何かの映画で、いつも自分の店の前の街角を写真に撮る男がいたのを覚えています。

たしか、ニューヨークでタバコ屋か何かを営んでいる男で、いつも決まった朝の時間に、まったく同じ場所を撮影するのを日課としていました。

その何十年にも及ぶ写真のアルバムを見た友人が「どれも同じ写真だ」と言うのですが、それに対してこんなこと言ってました。(うろ覚えですが)

「1枚1枚それぞれ違う。街の人の服装がそのときの天気や、季節を知らせてくれるし、街の馴染みの顔ぶれがそこにはある。ときどき写真に写る人々。新しい顔が次第に馴染みになって、いつもいた人たちが今度は次第に消えていく。地球は自転し、太陽はいつも違う角度から射して…」

みたいな。

元住吉の街角、とくに晴れた朝なんかは美しいですね。
上の写真は残念ながら曇っていますが、気持ちの良い天気の日なんかはその映画の話を思い出したりして過ごしてます。

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