今年のGWもお家で過ごさなくてはならなくなりましたね。残念ですが仕方ない。
一日中お酒を楽しめるよう、１本のお酒で冷酒からお燗まで美味しいお酒を紹介します。
すぐに思い浮かぶは、越乃寒梅、〆張鶴など新潟の各種、その他まつもと白純米、開運特別純米など。
すべて永遠の定番酒。どう飲んでも美味しいのが安心してどなたにもずっと愛されている所以です。
（第1回の『台所の隅』に常に置いておくお酒　は、常温からお燗がおすすめです））

どうして夜はお燗酒？

アルコールは体温に近い温度で体内に吸収されます。
冷酒は冷たいまま内臓を通り、一所懸命アルコールを吸収するために体温（＝血液の温度）を使って冷酒を体内で温めます。
だから燗酒に比べると内臓がちょっとだけ頑張る必要があり、ちょっとだけ疲れます。
次の日もお昼からお酒を飲まなくてはなりませんから（笑）、夜は体の負担を少なく！！

飲み方　☆アイデア☆

●一ノ蔵　特別純米　樽酒
冷たくすると杉香の清涼感が５月の新緑にいることを思わせ、温めるとヒノキ風呂に入って一杯やっているように。（樽の素材は杉です）

●菊姫　山廃純米
もうロックでもビクともしない堅牢さ。器を持てない位熱くしても、これまたビクともしない。

●扶桑鶴　純米　にごり酒
ソーダ割で世界各国の料理と。いくら熱くしても、いつまでもドライな辛口にごり！

日本全国にある日本酒。前回は福井県の日本酒とへしこをご紹介しましたが、今回は秋田県の日本酒とおつまみをご紹介したいと思います。
しんしんと雪が降り積もる静かな早朝、極寒の中造られる日本酒。ロマンのある素敵な情景です。
ぜひ秋田県に思いを馳せてお楽しみください。

刈穂

秋田の花火で有名な大曲の近く、大仙市にある「刈穂」。
低温糖化酒母という新しい酒母造りの方法で造られたシリーズ。何種類も出ていますが、1本1本味わいが異なっていておもしろいです。その中でも私のお気に入りは、昨年秋田の酒米として仲間に加わった百田。甘みと旨みを感じさせる落ち着いた味わいで、まったりのんびり飲めるお酒。好きですね～

まんさくの花

秋田県の県南、横手市にある日の丸醸造さんの「まんさくの花」。
秋田の中でもかなり雪の降る地域。昔ながらの内蔵が立ち並ぶ増田町にある蔵元さんです。
今回ご紹介するまんさくの花　亀の尾70は、お米以外の要素は変更せず、お米のみを変更することで、お米によるお酒の違いを表現した「巡米シリーズ(じゅんまいシリーズ)」のうちの1本です。
お米の種類だけ変えて、精米歩合・酵母・仕込規模・火入れ・貯蔵・仕込時期を揃えているそうです。
70％の精米歩合でスッキリしつつも旨味と酸味がバランスよく、ちょっと冷える夜に少し温めて飲むのがほっこりお腹があったまります。

いぶりがっこ

秋田のつまみといえばこれですよね。お茶請けとして、酒の肴として身近にあるいぶりがっこ。
「がっこ」とは漬物のこと＋いぶっている→いぶりがっこです。
いぶってある癖のある感じがハマります。
そのままでももちろん美味しいですが、クリームチーズと合わせるとメチャクチャ美味しいです。
店頭にはいぶりがっこと乾燥いぶりがっこ「カリッキー」という商品もおいております。
こっちはいぶりがっこの風味そのままにスナック感覚で食べられるおつまみでぽりぽりあっという間になくなります。

暖かい日が多くなってきましたね。
今回は、酸味があり、スッキリと飲める宅飲みセットを紹介します。

飛良泉　山廃純米　マル飛No.77　限定生酒

マル飛シリーズは「山廃仕込み」を幅広く、沢山の方に楽しんでもらいたいと考えられたシリーズです。
飛良泉のこだわりである山廃づくり、このNO.77はリンゴ酸のきいた白ワインのような味わい。
加えて日本酒度-22度でフルーティーな甘味と合わさり、白ワイン…サングリアの様な味わいになっております。

ゆきの美人　純米吟醸　改良信交

秋田の希少なお米「改良信交」を使用したお酒。
柔らかく優しい甘味とシャープな酸味が特徴のフレッシュな味わい。
ど派手なオレンジ色のラベルからは想像できない甘味と酸味を、ぜひ味わっていただきたいです。
飛良泉と飲み比べてみてはいかがでしょうか？

カリッキー

いぶりがっこを乾燥させた新感覚おつまみ「カリッキー」
パリパリ食感と濃いめの味わいがクセになり、気が付けば手がのびている、中毒性の高いおつまみです。
お酒を飲むのを忘れてしまうほどやみつきになります。
濃い味わいの為、スッキリとしたお酒との相性が非常に良いです。
お試しあれ。